ぷにっとありがたい日々

何事にも感謝をする毎日。

貧乏人から学んだお金と私の気持ちについて

いくつか条件が重なって、
国から援助をもらっている人たちと
働く機会があった。

女性率が非常に高かったが
ほとんどが

シングルマザーで喫煙者だった。

仕事の仕方は
早朝に会社に集まって
その日のチームに別れる。

それからそれぞれのチームごとに
会社所有のバンに乗り込んで
顧客の家に行って掃除をするのだ。

まず驚いたのが、
会社に着く前にもうどこかの
コンビニに寄ってコーヒーを片手に
出勤すること。

家で一杯入れれば
いくらでもないのに
それを毎日買っているのだ。

もちろん、
タバコもついでに買ってくる。
アメリカなので
今時は一箱7ドル(約700円)前後はする。

タバコと健康への影響は
まだまだグレーゾーンが多いらしい。
喫煙については
どうこう言うつもりはない。

けれども
そのお金を他のことに
使えないだろうか。

シングルマザーであるほうが
政府からの援助が増えるので
わざと彼氏と結婚しない、と言う輩も。

お金は巡り巡っているから
使って回すべし、とはいうものの

彼女らを見ている限り
ただの無駄遣いではないかと
毎日悶々とした。

お昼ご飯も
自分で作って持っていくのが
当たり前だと思っていた私を横目に

彼女らは

毎日ファーストフード店や
コンビニで調達した。

”我慢して頑張っている私“
のイライラがつのった。

ある時その
我慢して頑張っている私から
解放されたくて

何度かに一回は
彼女らと
コンビニに立ち寄り、

何度かに一回は
持参した水筒に入った水の他に

ファーストフード店の
コーヒーやコーラを
一緒に買うことにした。

お陰で
今まで知らなかった商品を
見つけたり、

のちに自分の
お気に入りとなる商品を
見つけることもできたのだ。

たった数ドルで
こんなにも気分転換が
できるなら、

やはりお金は使って
回すと世のため人のためだけでなく
自分のためにもなる。

悲壮な気分で働いていたことにも
きづくことができた。

自分にご褒美はやはり大切。

彼女たちほどの
無駄遣いはする気は無いが
自分を大切にする意味を
教えてもらった。

どうもありがとう。