ぷにっとありがたい日々

何事にも感謝をする毎日。

子どもを虫好きに育てると得する事

虫が好きな
お母さん方は
あまりいないと思う。

子どもが小さい頃に
親が虫を見たくらいで
ギャーギャー言うと

子どもも小さい虫を
見たくらいで
ギャーギャー
言うようになる。

うちの場合は
夫と私、
つまり両親ともに

虫に対してギャーギャー

言わないと

暗黙の了解で

子育てをしてきた。


実は夫は両親に
虫にやたら触らないように

言われて育ったらしいのだが、

私を目の前に
大の男が”怖い“と
言うわけにも
いかなかったのだろう。

家の中に虫がいる度に
彼の顔が怯む。

彼が虫を触るのが嫌なことが

伝わってきたが

 

私はそんな
青ざめた夫を横目に

知らんぷりを決めていた。

そんな夫は

紙や網を使って

直接触らずに、

けれど
殺生はせずに済むように
捕獲して外に逃がしていた。

 

触るのはもちろん、

潰してしまったり

 

殺してしまったりするのも

嫌なのだ。


幼い息子がある程度

言葉がわかるようになると


夫はある日、

「おい、息子。
そこにいる虫を優しく捕まえて

外に逃がしてやってくれるか?」

と頼んだ。

 

もちろんその虫が

刺したり毒を持っていたり

しないのは確認済み。

 

ははぁ、こういう
子どもの使い方も
あるのか、と

私はしらばっくれて
見つめていたものだ。

さらに息子が大きくなると、
今度は私も虫の対処を
頼むことができる。

そんな私も
幼稚園くらいまでは

 

硬いカブトムシ系から

柔らかい蚕まで

抵抗なく触ることが

できたと記憶している。

ところが小学校にあがると

途端にそういったものが

グロテスクに感じて

 

例に漏れず他の女子のように

感触がソフトでもハードでも

虫は苦手になった。

 

彼氏彼女の時代は

それでキャーと言っていれば

 

かわいかったのかもしれないが、

親になるとそれは無理。

 

害虫でない限りは
何でも触らせてやる方針に
決めていたからだ。

 

子どもが両手に

大量のミミズを

 

そば打ち名人が
蕎麦を打った

直後のように

ぶら下げていても、

 

笑顔を通した。

 

私の顔をその時

良く見た人がいれば

本当は苦笑いだったかも

しれないが

 

あちらさんは

見てもらえれば

満足して幸せなのだから

 

子どもに近づいて

目を向けてやれさえ

すればいいのだ。

 

それが功を奏して

今では家に間違って

入ってきた程度の虫は

 

どんなものでも

ちょっとお願いするだけで

 

殺すことなく

外に出してもらえる。

 

親の役に立てたと言う

子どもの達成感も満たせ、

実は虫には関わりたくないという

こちらの都合にもいい。

 

いくら自分が気持ち悪くても

子どもが小さい時に

親が少しだけ我慢する。

 

親が虫に対して
ギャーギャー言わなければ

そのうち子どもは親に変わって

虫の対処をしてくれる。

ただ、

触ると危険な虫は

その都度特徴などを

 

教えてあげることも
お忘れなく。

 

どうもありがとう。